方針
分母の を1つの関数 と見ると, である。 では なので, と の交点数は の解の個数に対応する。 を調べ, では単調増加, では で最大となることを使う。端点 は定義域に含まれないため, は2解ではない点に注意する。
解答
とおく。, であるから であり, である。また である。
まず の増減を調べる。微分すると である。また,問題文で与えられた極限を用いると である。さらに である。 のとき, では である。したがって であり, は単調増加する。このとき は単調減少するので,水平線 との共有点がちょうど2個になることはない。
次に とする。このとき となるのは すなわち である。 より である。 となるのは , となるのは なので, は で最大値をとる。その最大値は である。
また である。実際, とおくと, で であり, だから である。 と が共有点を持つには,まず が必要である。そのとき は と同値である。 の場合, が にちょうど2つの解をもつのは,水平線 が右端の極限値 より上,最大値 より下にあるときである。すなわち である。ここで とおくと である。これを について解くと である。
したがって,求める実数の組 の集合は である。座標平面では, 軸を横軸, 軸を縦軸として, の範囲で2つの曲線 の間の開いた領域を図示すればよい。
境界はいずれも含まれないので破線で描く。求める領域は次の網掛け部分である。
\hfil
\hfil
総評
難度6,計算量5。想定時間は20分程度。 とまとめ, を の水平線問題へ変換する。 では2解をもたず, では右端の極限 と最大値 の間に水平線があるときだけ2解となる。 は定義域外なので境界は含まれない。,,不等号反転を示し,境界を破線で図示する。