方針
高さ で切ると、円柱から 、正四角柱から が得られる。 より、円柱側で許される の範囲は正四角柱の幅が正の範囲に収まる。したがって固定した に対する の長さを積分して断面積を出し、それを から まで積分して体積を得る。最大値は得られた を微分して調べる。
解答
(1)
高さ の平面で切る。円柱の中心軸は 軸で、半径が だから である。したがって では となる。
一方、正四角柱の 平面による切り口は、対角線が 軸と 軸で、対角線の半分の長さが である。したがってその正方形は で表される。
固定した に対して、正四角柱内で許される の長さは である。ここで なので であり、 の範囲ではこの長さは非負である。
よって断面積 はである。対称性を用いて計算すると である。
(2)
体積は断面積を について積分してである。ここでであり、これは半径 の半円の面積である。またである。
したがってである。
(3) より である。 となるのは である。この値は に含まれる。 はこの値より小さいところで正、大きいところで負なので、ここで最大となる。
最大値はであり、 を用いて である。
別解
解法2
方針
(1) は第1象限の台形を4倍して断面積を出す。
(2)では積分順序を変え、固定した に対して
の幅と の幅の積を積分することで体積を直接求める。
解答
(1)
では円柱条件から四角柱条件から である。
なので第1象限の断面は である。よって(2)
今度は を固定する。 に対し、
の幅は 、 の幅は
である。したがってここでよって(3)定義域内の唯一の臨界点 の前後で
導関数は正から負へ変わる。したがって
総評
2つの柱体の共通部分を水平断面で積分する体積問題。難度は高め、計算量も多めで、目安時間は25〜30分。正四角柱の切り口を と表せるか、円柱から を取り出せるかが前半の勝負である。 は、円柱側の の範囲で正四角柱の横幅が負にならないことを保証しているので、ここを確認してから積分すると安心である。体積式が出た後は1変数の最大化で、臨界値が定義域内にあることを必ず確認したい。