方針
,,として三角形の形を判定する。正三角形はかつ。直角三角形での内角をもつ場合は,のときに直角がまたはに来る場合を数える。
解答
(1)
,であり,である。に対して,この角はである。
が正三角形となるには,かつであればよい。したがって,である。の選び方は6通りであるから,有利な場合は6通りである。全事象は通りなので,求める確率はである。
(2)
直角三角形で大きさの内角をもつなら,内角はである。上に列挙したの候補から,可能性があるのはまたはである。
まずのとき,直角はである。残りの角の一方がになるには,直角三角形の2辺の比がでなければならない。しかしは整数なので,またはは起こらない。
次に,すなわちの場合を考える。直角がにある条件はである。これはより,すなわちである。の3通りである。
直角がにある条件はであり,これは,すなわちである。の3通りである。
したがって有利な場合は合計6通りであり,求める確率はである。
別解
別解(余弦定理で辺の条件に直す)
方針
(1) は ,, を読み取る。(2) は直角三角形の角が であることから を絞り,余弦定理で直角の位置ごとの整数条件を求める。
解答
(1) , であり,とおく。 に対する はである。正三角形となる条件は かつ ,すなわち , である。該当する は6通りなので,確率は(2) 条件を満たす直角三角形の3内角は である。上の候補と比べると, の角は または に限られる。
まず ,すなわち のとき, は直角を挟む2辺である。残りの角が となるには または が必要だが,正の整数 では不可能である。
次に ,すなわち とする。余弦定理より直角が にあるときは が斜辺なので,より である。 の3通りを得る。直角が にあるときも同様に で3通りである。両者は重ならないから,有利な場合は6通りであり,が求める確率である。
総評
難度5,計算量4。想定時間は15分程度。優先度は「完答を狙う」。サイコロの目を座標成分のまま扱わず,辺長 と角 に翻訳するのが第一の採点点である。差がつく (2) では の場合も検討し,整数比では不可能と除外してから , を数える。全事象 と有利な6通りを明記して数え漏れを防ぎたい。