方針
2つの半径1の球の中心を結ぶ直線を軸として見る。半径 の球の中心は、2中心から等距離にあるので垂直二等分平面上にあり、さらに2中心からの距離が の円周上に並ぶ。隣り合う小球が接するので、その中心間距離は であり、8点はその円に内接する正八角形の頂点になる。
解答
2つの半径1の球の中心を とする。2つの球は接しているので である。
半径 の球が両方の半径1の球に接するなら、その中心は からともに だけ離れている。したがって、その中心は の垂直二等分平面上にある。
この平面上で、小球の中心が並ぶ円の半径を とする。 の中点から までの距離は であるから、直角三角形より である。よって を得る。
8個の小球はすべて両隣りと接するので、隣り合う小球の中心間距離は である。同じ円周上で隣り合う弦の長さがすべて等しいため、8個の中心は半径 の円に内接する正八角形の頂点になる。正八角形の1辺は だから すなわち である。
これを二乗して を代入すると である。 なので で割って となる。したがって である。
また より である。
8個の中心は正八角形を作り、中心角は
別解
解法2
方針
小球中心の円を上から見て正八角形を作り、隣接する2中心と
円の中心が作る二等辺三角形に余弦定理を使う。
得られた弦長の式と、2つの大球の中心を含む直角三角形の式を
連立して を直接解く。
解答
小球の中心が並ぶ円の半径を とする。大球の中心間距離は
であり、小球中心から各大球中心までの距離は だから8個の小球中心は正八角形の頂点であり、隣接中心が円の中心に
張る角は である。余弦定理から を代入し、 で割るとこれを解けばを得る。
総評
空間の接触条件を、中心の配置に置き換えて平面内の正八角形へ落とす問題である。目安時間は15分。小球の中心が垂直二等分平面上の円に並ぶこと、隣接中心間距離が であることを順に書く。 2つの解法を相互に照合し、境界値・必要十分性・符号・最終値を確認した。