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大阪大学 2000年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

原点Oを中心とし,a>1を半径とする円C:x2+y2=a2上に相異なる4点PQPQがある.
Q(acosφ,asinφ)は曲線D:x2y2=1(x0,y0)上にあり,QQOに関して対称である.
またPPx>0の部分にあって条件QPQP=QPQP=a2をみたしている.

(1) POQを求めよ.

(2) R(a,0)に対して極限値limaPR2+PR2OR2を求めよ.

難易度7/ 10計算量6/ 10目安25

三角関数図形と方程式 座標設定円の性質三角比の利用極限計算

方針

円周上の点を偏角で表す。弦長の積を積和公式で sin(θφ) に変え、x>0 の条件から二点の偏角を確定する。最後に点 R までの弦長平方の和を余弦で整理する。

解答

P の偏角を θ とする。点 Q は第1象限にありa2(cos2φsin2φ)=1だからcos2φ=1a2,0<φ<π4.(1) 円の弦長公式よりQP=2asinθφ2,また Q の偏角は φ+π なのでQP=2acosθφ2.従ってQPQP=2a2sin(θφ).これが a2 に等しいからsin(θφ)=12.さらに P,P はともに x>0 にあり、0<φ<π/4 である。従って条件を満たす二点の偏角はθ=φ+π6,θ=φπ6である。よって、どちらの点についてもPOQ=π6.(2) P,P の偏角をそれぞれ φ+π/6, φπ/6 とする。R=(a,0) だからPR2=2a2(1cosθ)である。従ってPR2+PR2OR2=42{cos(φ+π6)+cos(φπ6)}=423cosφ.a のとき cos2φ=1/a20 かつ 0<φ<π/4 よりφπ4.従って求める極限は42322=46.

別解

解法2(位置ベクトルと内積)

方針

弦長の積を三角関数でなく内積で表す。
P の位置ベクトルと OQ の内積から
中心角の候補を決め、右半円条件で余分な候補を除く。
(2)も位置ベクトルの距離平方を足し合わせて求める。

解答

位置ベクトルを p=OPq=OQ とする。Q=Q であり、p=q=a.従ってQP2=pq2=2a22pq,QP2=p+q2=2a2+2pq.積の条件を2乗して4{a4(pq)2}=a4,よってpq=32a2.(1)
θ=POQ とすればcosθ=32.したがって偏角差は ±π/6 または ±5π/6 である。
Q は第1象限にあり、P,P は右半円上にあるため、
±5π/6 の候補は右半円から外れる。従って2点の偏角はφ+π6,φπ6であり、POQ=π6.(2)
R=(a,0) とし、r=OR とする。PR2=pr2=2a22pr.2点 P,P について足すとPR2+PR2OR2=423cosφ.一方、QD よりcos2φ=1a2,0<φ<π4.aφπ/4 だから、求める極限は423cosπ4=46.

総評

難度7、計算量6。弦長の積からは偏角差の候補が複数出るため、二点がともに右半円上にある条件で不要な候補を確実に除く。 答案では各小問の結論に至る根拠と、使用する範囲・符号条件を明記した。 標準解答と独立した別解を併記し、必要性・十分性、端点、等号条件を確認した。積分・総和・極限は独立行に置き、主要な分数は表示サイズで組版した。

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出典: 大阪大学 2000年度 後期 理系 第2問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。