方針
四角錐の底面は正方形 、頂点は高さ3にある。底面上の点 での四角錐の高さは、正方形の相似な断面を考えると である。求める部分は円 の内側を除いた部分なので、対称性で の8分の1領域に絞る。この領域では高さが となり、条件 から , を積分範囲にする。
解答
底面は正方形 であり、頂点 の高さは3である。底面上の点 の上にある四角錐の高さを考える。高さ の水平断面は、底面の正方形を中心から相似に縮めた正方形であり、その半辺は である。したがって点 がその断面の内側にある条件は である。よって、その点での高さは である。
対称性により、 の部分を8倍して考える。この部分では なので、高さは である。
さらに条件 を満たす部分を取る。 で円の外側にあるには、まず が 以上でなければならない。よって範囲は である。
したがって求める体積 はである。内側の積分を行うとである。
ここでであり、またである。したがってである。
別解
解法2(極座標による扇形分割)
方針
底面の8分の1、 に絞って極座標を使う。円の外側では 、四角錐の高さは である。面積要素 を掛けて積分する。
解答
対称性から、底面上での部分を8倍すればよい。極座標を用いると円 の外側かつ正方形の内側という条件はである。
この範囲では なので、底面の点 の上にある四角錐の高さは極座標の面積要素を使うと、体積は従って
総評
難度7、計算量7。目安時間は25分。四角錐の高さを底面上の関数 と表すことが第一の山である。対称性で に絞ると高さが になり、円の外側という条件も と明確になる。最後の積分では、 が出る部分と代数的な部分を分けて計算すると符号を誤りにくい。第2解法の扇形分割を使う場合も、面積要素に対応する の係数を忘れないこと。 2解法の数式と最終結論を相互照合し、原典本文との対応、小問の完答、境界条件、図の読み取りを再確認した。