方針
まず座標から三角形の面積 を求める。領域 は、 では直線 と直線 の間、 では双曲線 と直線 の間として積分する。相殺により となるので、 を微分する。最後の符号判定は を別関数の微分で示す。
解答
三角形 の面積を求める。、、 であるから、座標による面積公式よりである。 なのでこれは正である。
次に を求める。直線 は であり、直線 は傾き だから である。 では、囲まれた領域は直線 と直線 の間にある。 では、上側が双曲線 、下側が直線 である。したがってよってである。
これを微分する。分母は で正であり、である。
したがって、 を示すには を示せばよい。そこで とおく。微分するとである。また のとき である。よって では すなわち が成り立つ。
以上より であり、分母 は正であるから である。したがって は においてつねに減少する。
別解
解法2(指数変数と積分平均)
方針
面積比を求めた後 と置く。
比の逆数を対称な指数関数の積分平均として表し、
被積分関数が とともに増えることから単調性を示す。
解答
座標による三角形の面積と領域の積分からしたがって とおくとここでと書ける。 に対して被積分関数を で微分するとよって は で単調増加する。なので は単調減少する。
は で単調増加するから、
も でつねに減少する。
総評
難度6、計算量5。面積計算と対数不等式の組合せである。 は領域を で分けると余分な2つの二次式部分が相殺し、 だけが残る。採点上は、領域の上下関係を説明して積分区間を正しく分けること、微分後に を独立に証明することが重要である。対数不等式を直感で済ませると減点されやすい。目安は18分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、等号条件、範囲を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。