Evolton

横浜国立大学 2017年度 前期 微分・指数・対数理系数学 第1問(1)

次の問いに答えよ。

(1) 関数 f(x)=(3x)ex について、関数の増減、極値、グラフの凹凸を調べ、y=f(x) のグラフの概形をかけ。ただし、limxxex=0 は証明なしで用いてよい。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安10

微分指数・対数関数 増減表グラフの概形微分による最大最小

方針

f(x)f(x) を計算して、増減、極値、凹凸を調べる。さらに切片、xx の様子を確認してグラフの概形をまとめる。

解答

(1) f(x)=(2x)ex,f(x)=(1x)exである。ex>0 より、f(x)>0x<2f(x)<0x>2 である。したがって f(x)x<2 で増加し、x>2 で減少する。また x=2 で極大値f(2)=e2をとる。

次に f(x)>0x<1f(x)<0x>1 である。したがって x<1 で下に凸、x>1 で上に凸であり、x=1 で変曲点(1,2e)をもつ。

また f(0)=3f(3)=0 である。x のとき f(x)0 で、x のとき f(x) である。以上を用いて、左側では x 軸に近づき、(1,2e) で凹凸を変え、(2,e2) で極大となり、(3,0) を通って右下へ下がるグラフとなる。

別解

解法2

方針

指数関数が常に正であることを利用し,ff の符号を一次因子だけで読む。切片と両端の極限を合わせて増減・凹凸表から作図する。

解答

(1) f(x)=(2x)ex,f(x)=(1x)ex.ex>0 なので x<2 で増加,x>2 で減少し,(2,e2)が極大点である。また x<1f>0x>1f<0 だから(1,2e)が変曲点である。

さらに f(0)=3, f(3)=0 で,limxf(x)=0,limxf(x)=.したがって左では x 軸の上側から0へ近づき,変曲点を通って極大となり,その後 (3,0) を通って右下へ進む。

総評

難度4、計算量4。想定時間は10分程度。導関数と第2導関数の符号を正しく読めばよい標準問題である。概形では極大点、変曲点、切片、左右の極限の4点を過不足なく反映させる必要がある。

冊子PDFで見る横国の微分の問題で問題集を作る

出典: 横浜国立大学 2017年度 前期 数学 第4問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。