方針
f′(x) と f′′(x) を計算して、増減、極値、凹凸を調べる。さらに切片、x→−∞、x→∞ の様子を確認してグラフの概形をまとめる。
解答
(1) f′(x)=(2−x)ex,f′′(x)=(1−x)exである。ex>0 より、f′(x)>0 は x<2、f′(x)<0 は x>2 である。したがって f(x) は x<2 で増加し、x>2 で減少する。また x=2 で極大値f(2)=e2をとる。
次に f′′(x)>0 は x<1、f′′(x)<0 は x>1 である。したがって x<1 で下に凸、x>1 で上に凸であり、x=1 で変曲点(1,2e)をもつ。
また f(0)=3、f(3)=0 である。x→−∞ のとき f(x)→0 で、x→∞ のとき f(x)→−∞ である。以上を用いて、左側では x 軸に近づき、(1,2e) で凹凸を変え、(2,e2) で極大となり、(3,0) を通って右下へ下がるグラフとなる。
別解
解法2
方針
指数関数が常に正であることを利用し,f′ と f′′ の符号を一次因子だけで読む。切片と両端の極限を合わせて増減・凹凸表から作図する。
解答
(1) f′(x)=(2−x)ex,f′′(x)=(1−x)ex.ex>0 なので x<2 で増加,x>2 で減少し,(2,e2)が極大点である。また x<1 で f′′>0,x>1 で f′′<0 だから(1,2e)が変曲点である。
さらに f(0)=3, f(3)=0 で,x→−∞limf(x)=0,x→∞limf(x)=−∞.したがって左では x 軸の上側から0へ近づき,変曲点を通って極大となり,その後 (3,0) を通って右下へ進む。
総評
難度4、計算量4。想定時間は10分程度。導関数と第2導関数の符号を正しく読めばよい標準問題である。概形では極大点、変曲点、切片、左右の極限の4点を過不足なく反映させる必要がある。
冊子PDFで見る横国の微分の問題で問題集を作る
出典: 横浜国立大学 2017年度 前期 数学 第4問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。