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横浜国立大学 2020年度 前期 微分・三角関数理系数学 第1問(1)

次の問いに答えよ。

(1) 関数f(x)=(ex1)cosxsinx(π2xπ2)の増減と極値を調べ、そのグラフの概形を描け。ただし、グラフの凹凸と変曲点は調べなくてよい。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安12

微分三角関数指数・対数 増減表グラフの概形微分による最大最小

方針

導関数を (ex1)(cosxsinx) と因数分解する。それぞれの因子が0になる x=0,π/4 で区間を分け、増減表、端点値、極値をグラフへ反映する。

解答

(1)

微分するとf(x)=excosx(ex1)sinxcosx=(ex1)(cosxsinx).区間内でex1{<0(x<0),=0(x=0),>0(x>0)である。またcosxsinx=2cos(x+π4)より、その符号は x=π/4 の前後で正から負へ変わる。

したがってxπ20π4π2f(x)0+0f(x)1022(eπ/42)1となる。

よって x=0 で極小値0をとり、x=π/4 で極大値22(eπ/42)をとる。この極大値は正である。

別解

解法2(二つの因子の符号表を先に作る)

方針

導関数の二因子を別々の符号表にし、符号の積だけで増減を決める。グラフについては、増減に加えて4つの主要値と極大値の正負を確認する。

解答

(1)

導関数はf(x)=(ex1)(cosxsinx)である。二因子の符号を並べるとx(π2,0)0(0,π4)π4(π4,π2)ex10+++cosxsinx+++0f(x)0+0となる。したがって、順に減少・増加・減少である。

主要な値はf(π2)=1,f(0)=0,f(π4)=22(eπ/42),f(π2)=1.またeπ/4>1+π4+12(π4)2>2だから、極大値は正である。

よって極小値はf(0)=0,極大値はf(π4)=22(eπ/42)であり、グラフは解法1の図の形になる。

総評

難度5、目安時間12分。導関数が二つの因子に分かれるため、零点 0,π/4 を境に符号を丁寧に掛け合わせる。グラフでは端点値、2つの極値、極大値が正であることを反映する。実際の曲線を図示し、単なる文章説明で済ませない。

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出典: 横浜国立大学 2020年度 前期日程 理系数学 第1問(1)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。