方針
(1) は方程式を と直して増減と端点値を見る。(2)は指数関数と余弦の積を部分積分する。(3)では積分値を定数とおき を導き、(1)の結果へ帰着する。
解答
(1)
方程式 は、 より と同値である。そこで とおく。すると であるから、 は で増加し、 で減少する。最大値は である。またである。
したがって、 に異なる2つの解をもつためには、水平線 が増加部分と減少部分の両方で1回ずつ交わる必要がある。 は範囲に含まれないので、条件は である。
(2)
原始関数はである。したがって(3)とおく。与えられた式は である。右辺は に関して と定数の和なので、ある正の定数 を用いて と書ける。このとき であるから、条件 は である。
(2) よりである。これを の定数部分に戻すと が必要十分条件である。
ここで とおくと、 であり、上式は となる。整理すると である。
(1) を使うために とおく。 かつ より であるから である。また より なので である。したがって である。
よって(1)より、方程式 は に異なる2つの解をもつ。さらに なので、各解について である。したがって条件を満たす関数 が2つ存在する。
別解
解法2
方針
(1) は のグラフを用いる。(2)は部分積分を2回行って同じ定積分へ戻す。(3)は を代入した後, の凹関数の零点を調べ,2つの解がとも にあることを直接示す。
解答
(1) とおくとしたがって は で増加, で減少し, は区間に含まれないので,異なる2解をもつ条件は(2)とおく。部分積分によりよって(3)
与式から である。(2)を用いると必要十分条件は とおき,とする。 で,最大点は である。まただから一方,したがって中間値の定理と狭義凹性により, と にそれぞれ1つずつ零点がある。この2つの に対するが条件を満たす2関数である。
総評
難度7,計算量6,想定時間28分。(1)は ,(2)は 。(3)では まで必然的に絞り,定数方程式が に2解をもつことを示す。端点 が開区間である点に注意する。