方針
接点を として接線方程式を立て,点 を通る条件から を得る。 の各枝での増加性を使い,次の解は前の解に を足した点より右にあることを示す。最後は から を求め,(問2)を繰り返す。
解答
(問1)
接点の 座標を とする。曲線 の における接線はである。この接線が を通るのでである。ここで なら となって矛盾するから, である。したがってである。
(問2)
とおく。解 についてである。一方, の右側の同じ枝では は増加して に近づくため,次の解 は より右にある。したがってである。
(問3) であるから,(問1)よりすなわちである。(問2)を繰り返し用いるとである。よってである。
別解
解法2(正接関数の周期移動で解の位置を比べる方法)
方針
接線条件を と表す。
各正の枝に解が1つずつあることを確認し、 を使って
隣り合う解を比較する。
解答
(問1)
接点を とすると接線はこれが を通るので ではこの式は成り立たないから割ることができ、(問2)とおく。各区間ではで、左端の値は 、右端では となる。
よって の解は各 にただ1つあり、それが である。
であり同じ枝で は増加するから(問3)
と問1から問2を 回用いるとしたがって
総評
難度6,計算量5。想定時間は16分程度。接線条件から を導くまでは標準的だが,解の間隔を単に漸近線の位置だけで済ませず, として次の解の位置を示すのが要点である。位置づけは差がつく標準問題であり,方針を早く固めて計算ミスなく完答したい。 熊本大学2022年度資料20頁(数学①②③解答原稿12頁・医系問題解答8頁)と独立本文を照合し、結論・設問対応・計算過程を再確認した。