(1) f(x)=(x2+2x+2−a2)e−x である。積の微分を用いるとf′(x)=(2x+2)e−x−(x2+2x+2−a2)e−x=(a2−x2)e−xである。e−x>0 なので、f′(x) の符号は a2−x2 の符号で決まる。したがってx<−a で f′(x)<0,−a<x<a で f′(x)>0,a<x で f′(x)<0である。よって x=−a で極小、x=a で極大となる。
値は f(−a)={a2−2a+2−a2}ea=2(1−a)ea であり、f(a)={a2+2a+2−a2}e−a=2(a+1)e−a である。したがって極小値は 2(1−a)ea で、極大値は 2(a+1)e−a である。
(2) g(x)=x3e−x とおく。微分すると g′(x)=3x2e−x−x3e−x=x2(3−x)e−x である。x≧3 では 3−x≦0 なので g′(x)≦0 である。したがって g(x) は x≧3 で減少し、x3e−x=g(x)≦g(3)=27e−3 が成り立つ。
さらに、いま示した不等式をそのまま用いる。x≧3 では0≦x2e−x=xx3e−x≦x27e−3である。右辺は x→∞ で0に収束するから、はさみうちの原理によりx→∞limx2e−x=0である。
0<a<1 の模式例。水平線が3つの単調区間を1回ずつ横切る条件を読む。
(3)
2つのグラフの交点は x2+2x+2=kex+a2 を満たす x に対応する。これを変形すると (x2+2x+2−a2)e−x=k すなわち f(x)=k である。
(1) より f(x) は (−∞,−a) で減少、(−a,a) で増加、(a,∞) で減少する。また limx→∞f(x)=0 である。さらに x→−∞ では (x2+2x+2−a2)e−x→∞ である。
したがって、3つの異なる交点をもつには、水平線 y=k が3つの単調区間でそれぞれ1回ずつグラフを横切る必要がある。左と中央の2区間で交わるためには 2(1−a)ea<k<2(a+1)e−a が必要である。さらに右側の区間 (a,∞) では、f は極大値 2(a+1)e−a から0へ減少するので、ここで交わるためには 0<k<2(a+1)e−a が必要である。
以上を合わせると、必要十分条件はmax{0, 2(1−a)ea}<k<2(a+1)e−aである。すなわち、場合分けして書けば{2(1−a)ea<k<2(a+1)e−a0<k<2(a+1)e−a(0<a<1),(a≧1)となる。