方針
前半は速度 を積分して道のりを求める。後半は速度 から一定の負の加速度で0まで減速するので、速度-時刻グラフの三角形面積、または で道のりを表せる。(1)は を代入して を解く。(2)は から 、また から後半の道のりを だけで表し、 を最小化する。
解答
(1) では速度が であるから、この間の道のりはである。また減速開始時の速度は である。
その後は加速度 で速度0まで減速する。初速度を とすると、減速中の道のりは である。ここに を代入すると である。
全道のりが88なので である。 とおくと すなわち である。 はこれを満たし、左辺は で増加するので正の解はこれだけである。したがって であり、 である。
(2) より である。したがって である。
前半の道のりはである。上の を代入すると である。
後半の減速中の道のりは、初速度24、加速度 で停止するので である。条件 より だから、これは である。よって全道のりは である。
微分すると である。 より である。 はこの点の前で負、後で正に変わるので、ここで最小となる。したがって であり、 である。
このとき だから である。よって最小の道のりは である。
別解
解法2(相加相乗平均)
方針
(1) は速度の積分と等加速度運動の三角形面積で求める。(2)では全道のりをまで整理した後、3つの正数に相加相乗平均を用いる。
解答
(1)
加速中の道のりと減速中の道のりはそれぞれしたがってとおくとであり、
左辺は正の範囲で単調増加する。を代入すれば0になるので(2)、から、全道のりはである。相加相乗平均より等号はすなわちのときに成り立つ。よって最小の道のりはである。
総評
難度5、計算量5。目安時間は17〜22分。速度を積分して道のりを出す部分と、等加速度で止まるまでの道のりを出す部分を分けるのが基本である。減速区間では、速度-時刻グラフの三角形面積としても、公式 としても求められる。(1)では と置くと方程式の見通しがよい。(2)は で を消去し、 で も消去して、 の1変数最小問題に落とす。最後に を使って最小値を と簡単にする。