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大阪大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第4問

曲線 C1:y=xc (c>0) と曲線 C2:y=eax (a>0) が1点 P を共有し、その点において共通の接線 l をもつとする。

(1)P の座標および ca を用いて表せ。

(2) 2つの曲線 C1,C2x 軸、y 軸とで囲まれる図形の面積を a を用いて表せ。

(3) 曲線 C1x 軸との交点を Q とし、直線 PQ と直線 l のなす角を θ とする。a がどんな値のときtanθ=14となるか。

難易度7/ 10計算量7/ 10目安28

微分積分指数・対数図形と方程式 接線・法線面積計算文字消去三角比の利用

方針

接点を (p,y) と置き、関数値と微分係数が一致する条件から p,c を求める。面積は指数曲線の下から平方根曲線の下を引く。(3) は2本の傾きから角の正接を作る。

解答

(1)
接点を P=(p,y) (y>0) とする。関数値と傾きが一致するのでy=pc=eap,12y=ay.よってy=12a,p=log(2a)2a.さらに pc=y2=1/(2a) だからP=(log(2a)2a,12a),c=log(2a)+12a.なお c>0 より0<a<12e.(2)
求める面積を K とするとK=0peaxdxcpxcdx.ここで0peaxdx=1a2a1a,またcpxcdx=23(12a)3/2=13a2a.したがってK=23a2a1a.(3)
Q=(c,0) であり、直線 PQ と共通接線 l の傾きはそれぞれypc=2a,ay=a2.前者の方が大きいのでtanθ=2aa/21+2aa/2=a/21+a.これを 1/4 に等しくして2乗するとa26a+1=0,よって a=3±22 である。条件 a<1/(2e) を満たすのは小さい方だけだからa=322.図は条件を満たす一例。PQ は共通接線より急である

別解

解法2(yで積分)

方針

2曲線を x の式 x=y2+cx=(logy)/a として扱う。接線条件も dx/dy の一致で出し、面積は横長の短冊で積分する。

解答

(1)
2曲線を y>0 で逆向きに表すとC1:x=y2+c,C2:x=logya.接点の高さを Y とする。接線が共通であることは、逆向きの傾きも等しいことを意味するから2Y=1aY.よってY=12a.接点の x 座標を p とすればp=logYa=log(2a)2a,また c=pY2 よりc=log(2a)+12a.(2)
C2(0,1) を通る。横長の短冊を用いるとK=01(c+y2)dy+1Y(c+y2logya)dy.まとめればK=cY+Y33YlogYY+1a.ここで c=(logY)/aY2Y2=1/(2a) を代入するとK=23Y3+Y1a=23a2a1a.(3)
PQl の傾きは 2aa/2 である。したがってtanθ=a/21+a=14.これより a=3±22 を得る。c>0a<1/(2e) と同値なのでa=322だけが適する。

総評

平方根曲線と指数曲線の接点、囲まれた面積、2直線のなす角を一貫して扱う問題。目安時間は28分。縦方向の積分と横方向の積分を独立に示し、c>00<a<1/(2e) を意味することから最後の根を選別した。

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出典: 大阪大学 1983年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。