方針
微分の積の公式からの一般形を得る。増減は、凹凸はの二次因子で判定する。3曲線の交点を求め、区間を2つに分けて差を積分する。
解答
(1)
積の微分を繰り返すと、は3回以上微分すると0になるから実際、この式を微分するとをに替えた式になり、でも成立する。従って(2)従ってとおくと、とで増加、で減少する。
また従ってとおくと、とで下に凸、で上に凸である。さらに零点はである。これらと増減・凹凸を用いて概形が定まる。
(3)
とおくと従って各2曲線の交点の座標は囲まれた領域では、で上側が、下側が、で上側が、下側がである。よって(4)
従って
別解
解法2
方針
積の微分から係数 の漸化式を作って一般形を帰納的に得る。面積は で交点を固定し、隣接する導関数の差の原始関数を利用して2区間を計算する。
解答
(1) と仮定して微分すると従って である。これを帰納的に解いてよって(2)従って極値を与える点は変曲点は前者の2点の外側で増加、内側で減少し、後者の2点の外側で下に凸、内側で上に凸である。また零点は である。これらから概形が定まる。
(3)
とおく。3曲線の交点はである。囲まれた面積は(4)
従って等比級数の和は
総評
難度8、計算量8。導関数列そのものを増減・凹凸判定に再利用する。零点、極値、変曲点、両端での極限をそろえて概形を確定し、3曲線の上下関係を交点ごとに確認して面積の符号を固定した上で積分した。