方針
(1) は原点まわりの 回転の公式をそのまま使う。(2)では回転後の 座標と積分で与えられた量を等置し、両辺を微分して微分方程式を得る。さらに を代入して初期値を決める。(3)は を1つの関数として見ると指数関数型に解ける。
解答
(1)
点 を原点のまわりに 回転すると に移る。 を代入してである。
(2)
条件より、 の 座標について が成り立つ。両辺を で微分すると である。両辺を2倍して を得る。
また、後で使うために を代入すると だから である。
(3)
(2) の微分方程式を と書く。ここで とおくと である。したがって である。
初期値 より だから である。よって である。
【 回転】
別解
解法2
方針
一次微分方程式の定数解を先に取り出し、残りを変数分離する。得た関数を元の積分等式へ代入し、微分で失われた積分定数を初期値が補っていることも確認する。
解答
(1) (2)
第2座標の条件を微分してを得る。また を元の等式へ代入すると(3)
定数解 を取り出しとおく。するとだから初期値よりしたがってこの式は微分方程式と の積分等式を満たすので、元の積分等式も満たす。
総評
回転座標と積分条件を微分方程式へつなぐ問題。目安時間は20分前後。 回転の 座標を正しく書くこと、積分方程式を微分した後に から初期値を取ることが採点点である。解法では をまとめて扱うと、計算が短くなり定数項の処理も間違えにくい。 2解法の結論を照合し、端点・符号・定義域・必要十分性を再確認した。 図は本文の論証を補助するものであり、縮尺に依存せず結論が得られる。