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東北大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第5問

長さ1の線分ABを直径とする円周C上に点Pをとる。
ただし,点Pは点ABとは一致していないとする。
線分AB上の点QBPQ=π3となるようにとり,
線分BPの長さをxとし,線分PQの長さをyとする。
以下の問いに答えよ。

(1) yxを用いて表せ。

(2)Pが2点ABを除いた円周C上を動くとき,yが最大となるxを求めよ。

難易度6/ 10計算量6/ 10目安28

図形と方程式三角関数微分 円の性質三角比の利用微分による最大最小

方針

直径に対する円周角より APB=π/2 である。BP=x とおくと AP=1x2 で、三角形 BPQ に正弦定理を使えば y を求められる。(2)は PBQ の正接を r とおき、x=1/1+r2 に変換して yr の関数として微分する。端では y0 なので、内部の停留点が最大を与える。

解答

(1) AB は円 C の直径であり、PA,B と異なる円周上の点であるから APB=π2 である。AB=1BP=x より、直角三角形 ABPAP=1x2 である。 PBQ=PBA とおく。この角を φ とすれば、直角三角形 ABP から cosφ=x,sinφ=1x2 である。三角形 BPQ では BPQ=π/3 であり、PQ=yBP=x である。正弦定理より ysinφ=xsin(φ+π/3) である。ここでsin(φ+π/3)=12sinφ+32cosφ=1x2+3x2だから y=2x1x23x+1x2 である。

(2) r=tanφ(r>0) とおく。するとx=cosφ=11+r2,1x2=sinφ=r1+r2である。(1)の式は y=2r(r+3)1+r2 となる。 r0+ または ry0 であるから、最大は内部で起こる。対数微分を用いると ddrlogy=1r1r+3r1+r2 である。これを0とおくと 1r1r+3r1+r2=0 であり、整理して r3=3 を得る。したがって r=31/6 である。この前後で y は増加から減少に変わるので、ここで最大をとる。

よって求める xx=11+r2=11+31/3 である。

円周角と三角形 BPQ の角の対応は次の図で確認できる。

総評

難度6、目安時間28分。円周角で ABP が直角三角形になることを最初に使う。Q が線分 AB 上にあるため、PBQABP の角として読めるのがポイントである。(2)はそのまま x で微分すると式が重いので、r=tanPBQ によって対数微分へ持ち込むと計算が整理される。

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出典: 東北大学 2012年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。