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熊本大学 2018年度
文理共通数学 第1問(文系学部)

問題

を整数とする。関数

について、次の問いに答えよ。

(問1) が極値をもつときの整数 の値をすべて求めよ。

(問2) 方程式

が負の解を1つと相異なる正の解を2つもつとき、整数 の値を求めよ。

出典:熊本大学 2018年度 前期 文理共通 第1問

方針

解法1

極値をもつ条件は導関数の判別式で整数 を絞る。各 について極大値と極小値の符号,さらに根の正負を調べる。整数 まで含めると候補は少数に限られる。

解法2

導関数を平方完成して極値条件を読む。問2では根の積から を得たうえで、各 の極小値の符号を調べ、整数条件を使う。

解答

解法1

(問1)

である。 が極値をもつためには, が相異なる2実解をもてばよい。よって判別式について

が必要十分である。整理すると

すなわち

である。 は整数であるから

である。

(問2)

(問1)より のみを調べればよい。

のとき

であり,極小点は である。相異なる正の解を2つもつには が必要なので である。一方,負の解1つと正の解2つをもつなら,3つの解の積は負であるから,定数項 は正でなければならない。整数 を満たすものはない。

のとき

である。極大点は ,極小点は であり,

である。3つの相異なる実数解をもち,かつ正の解を2つもつには

が必要である。 は整数であるから である。このとき

となり,解は

であるから,条件を満たす。よって

である。

解法2

(問1)

導関数を平方完成すると

上に開く2次関数 軸と異なる2点で交わるための必要十分条件は

すなわち

である。 は整数なので

(問2)

負の解を 、二つの正の解を とすると

一方、解と係数の関係から

なので

のとき

正の側の極小点は である。正の異なる2解をもつためには

が必要である。よって

となり、整数 は存在しない。

のとき

極大点 と極小点 の値は

3個の相異なる実数解をもつには

整数条件から である。実際

であり、解は

したがって