問題
平面において、 がともに整数である点 を格子点という。自然数 に対し、3直線
で囲まれる図形を とする。 の周上および内部にある格子点の個数を とする。次の問いに答えよ。
(1) を求めよ。
(2) を0以上の整数とする。直線 が と交わるとき、 の周上および内部にある 上の格子点の個数を で表せ。
(3) を で表せ。
出典:熊本大学 2020年度 前期 文理共通 第3問
方針
解法1(縦列を3本ずつまとめて数える)
三角形の頂点を求め、 の縦列で下端と上端を比較する。 を3で割った余りが0、1、2の場合に分けると、床関数を使わずに各列の格子点数を数えられる。
解法2(床関数の和として整理する)
各整数 に対する格子点数を、上端の床関数を使って1本の式にする。 の3項を一組にして床関数の和を計算する。
解答
解法1(縦列を3本ずつまとめて数える)
3直線の交点を求めると、 は
を頂点とする三角形である。
(1)
(3) の一般式を先に得れば直ちに計算できるが、 を直接数えてもよい。(3) の結果から
(2)
上で、下側の直線 は
上側の直線 は
となる。交わる範囲は であり、両端を含む整数 の個数は
(3)
と置くと である。下端は 、上端は である。
の列は (2) より 個である。さらに
となる。したがって
解法2(床関数の和として整理する)
(1)
のとき であり、各縦列の格子点数は
となる。よって
(2)
を代入すると、格子点の 座標は
したがって個数は である。
(3)
一般の に対する個数を とすると、
ここで に対し、
最後の列 には1点あるので、
この式へ を代入しても22となり、(1) と一致する。