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熊本大学 2021年度
文理共通数学 数学① 第3問/数学② 第2問

問題

曲線上に点がある.自然数に対して点から点を次のように定める.点を接点とするの接線をとし,の共有点のうち,と異なるものをとする.点座標をとする.(問1) の座標を求めよ.(問2) 接線の傾きおよび切片をそれぞれを用いて表せ.(問3) 数列の一般項を求めよ.

出典:熊本大学 2021年度 前期 文理共通 数学① 第3問/数学② 第2問

方針

解法1

接線と三次曲線の差は接点で二重根をもつ。根の和から次の交点の 座標を出し,一次漸化式 を解く。

解法2(接線との差を完全因数分解)

一般の接点 における接線を と置き、 を直接因数分解する。接点以外の共有点が式から直ちに読めるため、根と係数の関係を使わずに漸化式を得られる。

解答

解法1

(問1)

とすると での接線は である。

より,

(問2)

傾きは

切片は

(問3)

接線との差は接点 を二重根にもつ。もう一つの根を とすると根の和から ,すなわち

よって

から

解法2(接線との差を完全因数分解)

(問1)

とする。 を接点の 座標とし、その接線を

とおく。展開すると次の恒等式を得る。

のとき、接点以外の共有点の 座標は である。したがって

である。

(問2)

より、接線 の傾きは

である。切片は

である。

(問3)

上の因数分解で とすると、接点以外の共有点は

を満たす。よって

である。この一次変換の不動点は であり

となる。したがって、 を用いて

であるから

を得る。