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熊本大学 2021年度
文理共通数学 第1問(理工系2)

問題

空間の点を通らない平面をとる.上のは三角形をなすとし.とおく.より大きい定数とする.直線は媒介変数を用いてと表されるとする.上を点が動くとき,を通る直線と平面の交点の軌跡をとする.(問1) の各辺ととの交点の個数をそれぞれ求めよ.また,交点がある場合,各交点について,を用いてそれぞれ表せ.(問2) の中点をとする.を含みに平行な平面をとし,を通る直線と平面の交点をとする.点上の点を通る直線はを通る直線と交点をもつとし,その交点をとする.このとき,およびを用いて表せ.

出典:熊本大学 2021年度 前期 文理共通 第1問

方針

解法1

上の点は係数和が なので,直線 の交点はその 倍である。平行平面 は係数和 の点からなることを使う。

解法2(中心相似と係数比)

を中心とする倍率 の相似で、平面 上の直線 を平面 上の軌跡 へ移す。(問2)は 上の係数比と の方向比を比較する。

解答

解法1

(問1)

の位置ベクトルは

で係数和は 。したがって はその 倍で

よって との交点は との交点は では だが の係数が負なので交点はない。

(問2)

。平面 は係数和 の平面なので

を問1の式で表し, かつ として係数比較すると

よって 。したがって

解法2(中心相似と係数比)

(問1)

直線 上の点 の位置ベクトルは

である。括弧内の3係数の和は1なので、直線 と平面 の交点

である。すなわち を点 中心、倍率 で縮小した直線である。

では の係数が0なので となり

である。辺 では の係数が0なので となり

である。辺 の直線とは で交わるが、 の係数が なので辺上にはない。したがって交点数は が各1個、 が0個である。

(問2)

平面 を点 中心、倍率 で移した平面である。したがって、直線 の交点は の像であり

である。直線 上では の係数が等しいから、直線 の方向について

を得る。このとき方向の係数比は

である。直線 上の点を

と書く。 の係数比を比較すると

であり

となる。よって

である。